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マジック関連の出演、レクチャー、講演、プロデュース、コンサルティング等お仕事募集しています。

2014年2月14日金曜日

「ノノノノ」に学ぶ隣の世界の認め方。

 岡崎倫先生の作品は全般的に好きなのですが、その中でスキージャンプを題材にした「ノノノノ」という作品があります。

 本筋のストーリーとあまり関係のないシーンですが、主人公のライバル兼チームメイトの天津が、主人公の恋人兼フィギュアスケート金メダリストのみかげちゃんにジョギングで圧倒的な力の差を見せつけられて負けるシーンが妙に好きです。

「まさか・・・ジョグで女に負けるなんて・・・」

「仕方ないよ・・・君は中学生の日本一で・・・あっちは世界チャンピオン・・・それにフィギアは4分間踊りっぱなしだけど・・・ぼくらはあまり持久力は関係ないし・・・」

「(だがこれほどの差があるものなのか・・・同級生の女と!?) ははは、おれはツイてる。 あんな女が・・・すぐ近くにいるなんて・・・俺は今まで・・・すごく狭い所にいたのかもしれない・・・」


 ああ、いいシーン。すごくいいシーン。それまでストーリー的にも天才扱いされていた天津が、どちらかというとギャグ担当のみかげちゃんにボロ負けする。そんでもってスキージャンプという狭い世界の中で評価され、調子に乗っていた自分を恥じ、相手を素直に認める。

 ものすごく身につまされる思いです。ついつい僕らは自分をつまらないプライドで固め、小さな世界でのつまらない成功や実績を、誇らしげに思ってしまう。でも一歩外に出れば、自分くらいの人間はいくらでもいて、いや自分よりすごい人達もいくらでもいる。自分の世界ではいくらすごくても、外には全然太刀打ち出来ないレベルの人達がいる。そこでついつい「でも自分はあいつには出来ない事が出来る」とよくわからない比較論を持ち出してしまいますが、いやしかし、素直に相手を認め、賞賛する事が大事なのだなぁと。

 多分そうして、違う世界の人達と付き合っていく事こそが自らの能力と個性を育てる最良の方法のような気がします。なんか芸能人とかが色んな世界の人達とで集まって楽しく遊んでるのってそういう事なんだろうなぁと。まして自分が自分の世界でトップレベルに入ってきたら、もう違う業界から学ぶしかなくなっていくんだろうし。


 あー、なんか好きな漫画のシーンを語る会とかやりたい。超やりたい。なんとなく最近ちはやふるも読みなおしてるんだけど、名言の嵐すぎてやばい。
 
 

2014年2月12日水曜日

ミクロからマクロな手品階層考察。

 一言で「マジックをする」といっても、実際には色んな段階の事を考えなきゃいけないよなぁと思います。一体どれくらいの事を考えなきゃいけないんだろう、とふと思ったのでメモ的にまとめてみます。極々ミクロな所から徐々に階層上ってく感じで。あまり大きい話してもなんなので、適度な所でやめておきます。マクロまではいかない。タイトル詐欺。


第一階層
筋肉レベルの話。コインのパームチェンジにおける動きの最小性を追求してみたり、ブレークは2mmまで! といったミリ単位のこだわり。

第二階層
技法単位。技法と技法の繋ぎとかなめらかさとか。「パスした後にフォールスシャッフルするってなんなの?」とか「やべーシャトルパス超うめー」とか。

第三階層
現象レベル。マジッククリエイターは多分第三階層と第四階層あたりにいる人達。

第四階層
手順単位。作品と作品の組み合わせとか、作品間での連携とか。

第五階層
現象の見た目。手順で使う道具の色合いとか大きさ。
日本人なのにハーフダラーとか! みたいな話。

第六階層
衣装や舞台セット。全体のトータルコーディネート。
演技論とかも多分この辺。

第七階層
音響、照明、その他大道具系舞台装置。
作品のテーマ性とは? みたいなのは多分この辺。

第八階層
演じる場所、集まりの内容、時間帯、客層とか、そういうの。
マーケティングとかはもうちょっと上の階層かも。


なんか若干入り交じってる階層もある気がするけど。

 何が言いたいかってこんなもん全部一人で抱え込むのは厳しいし、かといって他業界の第七階層あたりが得意な人にアウトソーシングしてみたって、その他の階層の事をまったく知らない人だと多分うまくいかないよね、って話。

 手品の世界の人達は時たま外部の人に仕事を任せようってするし、それがうまく機能する事もあるんだろうけども、一旦とりあえずで手品の世界に入ってきた人達が、「あ、俺第五階層あたり得意だな」とか個人個人気付いて、階層ごとに専門化していく方が何かと手っ取り早いんじゃなかろうか、と思う今日この頃です。で、ちゃんと各階層の人達をひとまとめに組織化していく事が多分大事。油断すると同階層同士で仲良くおしゃべりしてるから物事進まないんだよね。別にどの階層が偉いとか優れてるとかそういうのじゃなくて、「マジックする」ってだけで本来はこんくらいの事考えていかないといかんのだよなー。


 備忘録的に殴り書き。時間ある時にもうちょいしっかり考察します。


2014年2月4日火曜日

マジックショーやるよー。

 twitterとfacebookの方では先に告知開始してしまいましたが、小さめのマジックショーを計画しています。


  こういうマジックショーとかレクチャーとか、王道的な活動は別に僕がやらなくても誰かしらやるだろう、それよりかは僕しらやらないようなちょっと変で需要のあまりない活動をしていこう、と思っていたし、現に色んな所でそう言っていたのですが、気がついたら会場押さえて人手配して告知まで始めてしまいました。


  今回のショーにも出てくれるMO君と神崎君と話している時に、「コンテストの演技ってやる所無いんですよね」という話を聞いたのがきっかけです。僕はなんというか、ある程度恵まれた時期にステージマジックのコンテストに出ていたので、入賞するしないはともかく自分の演技を見て気にってもらえると、大会とか発表会のゲストやステージマジシャンを集めたオムニバスショーに呼んでもらえてました。プロの方の営業の合間にコンテスト手順やらせてもらえた事もありましたし、一人で30分くらいの営業なんかさせていただく時にも、その中でコンテストで作った手順やったりもしていました。  だからまあコンテストの手順を作ると結構色々と応用がきいたし、コンテストに出る事でちゃんと「世界が広がった」り「人と繋がりが出来た」りしたんですよね。


  でも、ことクロースアップマジシャンって意外とこういうのが少ないらしくて、まあ実力を認められると「ちょっとうちの店でやってみる?」的な声かけはあるようなんですが、でもそこで求められているのはコンテストの為に作りこんだ演技とはまた別のものなんですよね。クロースアップコンテストの為の演技を作っても、実際にそれを披露出来る場所がコンテストという場しかない、それなのに「良いコンテスト演技を作れ」と言われちゃうのはさすがにちょっと無理があるような気がします。


    クロースアップマジックという文化そのものが、「即興性」だとか「コミュニケーションとして」という要素が強い為、作りこまれたショーというものはあまりこれまで行われてこなかったのではないかと思います。確かにショーというものはどうしても平面的になりがちですし、不確定要素を嫌います。でもクロースアップのコンテストという枠を通じて、そういった分野のマジックが少しずつ形を為してきた事も事実です。よく見る人数の関係から「クロースアップコンテストは本当にクロースアップマジックなのか?」という議論がありますが、実際の所「コンテストクロースアップマジック」という新しい分野なのだと思います。


 であるならば、そのタイプのマジックを見せる場所があってもいいんじゃないか。別に競わせない形で見たって、十分に楽しめるんじゃないだろうか。  と思い、手探りではありますが今回マジックショーを開催してみよう、と思ったわけです。かなり珍しいタイプのマジックショーが出来るんじゃないかと、自負しています。そして出来ればこういった形のショーを定期的に開催していき、自分が若い頃に色んな人に声をかけてもらったように、色んなマジシャンを呼べればいいなと。



 多少実験的ですが面白くなるよう精一杯製作中です。ぜひ皆様、足を運びくださればと思います。



MAGIC LOVER

 主催:TMS
 開催日時 2014 03/16(日)03/16(日)1st:16時〜 2nd: 19時〜
 開催場所 ステージカフェ 『下北沢亭』
 出演:野島伸幸、神崎亮仁、MO、るき





※2回目以降手伝いたい! 出たい! という方も緩く募集しております。手品が出来る方はもちろん、演劇、ダンス、ジャグリング、朗読etc、ならびに動画、イラスト、音響、日曜大工、広報、事務仕事、笑顔がカワイイなどなど、パフォーマー、制作、裏方、運営共々。実際代表やってる僕も「手品の事をなんかわかったような顔で偉そうに語る」くらいしか出来ませんのでお気軽に!