お知らせ・活動予定


マジック関連の出演、レクチャー、講演、プロデュース、コンサルティング等お仕事募集しています。

2014年9月6日土曜日

パッケージのお話。

ネット上ではほとんど本業の仕事の事は書かないのですが、仕事の関係でよく食品工場に行くんですよ。

で、そこで流れる大量の食材はあまりにも工業製品的で、見ていてもまったく食欲を刺激されません。俗にいう「食べ物に見えない」っていうやつです。

でもそれが行程が進んでいくと小分けにされ、キレイに包装され、ラベルとか印字とかされて僕らが普段よく目にするいわゆる「商品」になると、なぜだかとても美味しそうに見えるし、何よりも僕自身普段お金を払ってそういった「商品」を買っています。



僕らはこだわりのあるものについてはついつい「本質」の部分の出来が絶対的な評価基準なんだ、と思ってしまいます。食べてもらえばわかる、見に来てもらえばわかる。でも実際には食べてもらう事、見に来てもらう事というその最初のハードルが一番大変な事だったりします。

また逆に、現在誰にも味わってもらえない、受け入れられない、評価されないからって、その本質部分が間違っている、とも一概には言えないような気がします。それはただ単にパッケージングをしていないから、に過ぎないのかもしれません。


こだわり抜いて人がやっている事の本質を変える、などという事はどんなに同じ時間を過ごして、説明して、アドバイスをしても、なかなか出来る事ではない、という事がわかってきました。それは結局の所、善かれと思って上から目線で優しく全否定して自分の意見を押し付けている事に違いはないんだ、とようやく思い至りました。まずその人を受け入れて、その人の本質部分がより伝わりやすくなるように何かパッケージをしてあげる。本人じゃない人間が出来るのなんてその程度の事が限界なんだな、と思います。


まあそれだって大変なんだけどな。