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2013年12月25日水曜日

【読書感想】極黒のブリュンヒルデ 6巻

kindleで追ってるので、若干読むのが遅めですが・・・。

個人的に最近の一押し漫画なのは間違い無いのですが、はたして自分が一体この漫画のどこに惹かれているのか、いまいちわからないというか、上手く言語化出来ない希有な作品。

一つ一つの要素だけ取り上げると正直ブリュンヒルデ以上の漫画なんていくらでもあると思うんですけども、なぜだか妙に気になってしまう、そんな作品です。


100%予知能力のスカジとの対決、って部分は正直そこまで頭脳戦とも思えなくて割とすっと流せちゃったのですが、その分スカジが可愛いし健気だしそして岡本倫先生の読者なら誰しもが当然のように予想する通り、ちゃんとスカジ死ぬしでまったくもって救いがありません。そしてその予想通りのある意味ベタな(もちろんベタなのは岡本作品だって前提があるからで、普通健気で純粋で可愛い敵側の女の子は死にません)展開でもちゃんとこちらをノスタルジックな気持ちにさせてくれる所は、もうほんとさすがとしか。前回の奈波が若干の救いがあったから余計にね・・・。


そしてまた新たな魔女が! って所で6巻終了。いやもうほんと、久しぶりというか、フリーザ様以来の絶望感。ああ、もう本当に目が離せません。kindle派だけど、気がついたら紙のコミック買ってしまってそうで怖い。



よくよく考えたらエルフェンリートでも主人公側って最後までみんな無事だった気がするので、今回もそういう感じなのかなぁという気もするのですが、意味ありげに登場したキャラが次のページで殺されている、というのがある種若干トラウマで、「でも岡本倫だから何しだすかわからん・・・」みたいのが、先が読めない本当の理由のような気がします。どちらかというと「ノノノノ」で大事な主人公であるノノちゃんが悪役のおっさんに30分間胸を揉みしだかれてた事の方がトラウマですけど、ほんと。




2013年12月23日月曜日

【観劇】振り子とチーズケーキ

特にネタバレはないと思うのですが、若干disってますので信者の方は読まない方が良いかと。


小林賢太郎演劇作品『振り子とチーズケーキ』
 脚本・演出;小林賢太郎 
出演;竹井亮介/小林賢太郎 
KENTARO KOBAYASHI WORKS 小林賢太郎のしごと



誘われて、「そーいや、小林賢太郎の舞台って生で一度も見た事ないわ」と思ったので見に行ってみました。

所詮DVDで追っている程度のにわかラーメンズファンではあるし、初めてラーメンズを”発見”した時の驚きとか憧れとか焦燥とかが、慣れもあってどんどん感じなくなってきてもいたですが、それでも舞台なら、生なら何か違うのかもしれない! と、正直かなり過剰な期待をしていた事が敗因といえば敗因。

どうだった? と聞かれれば面白かったと思いますし、「わーい、生コバケンだー♩」という感情の高ぶりはあったのですが、「僕が小林賢太郎に求めるものははたしてそういう事だったのだろうか」などと自問してしまうとなんともなぁというのが正直な所。


なんというか、誰かが前に言っていたような気もするのですが、前の貯金で凌いでいる、ように見えてしまって・・・。キャラクターを大量に出すというのは実にサービス精神旺盛だと思うんですけども、逆に何があたるかわからないから過剰に詰め込んだようにも見えてしまって。

ラーメンズ、小林賢太郎の舞台における情熱、功績は偉大だと思いますし、自信のフィールドのお笑い、そして演劇界に与えた衝撃も相当のものだと思います。僕含めて手品という業界にまで影響を及ぼしている事は素直にすげぇと思います。そしてその舞台をきちんと映像にして、同じ事を仕組み的に出来なくしてしまっている覚悟は簡単に真似出来る事ではないし、定期的に何かを発表し続ける姿勢にも頭が下がる思いです。


同じ土俵で論じるのは失礼かとは思いますが、同じ生産者としては、以前の自分を超えなきゃいけないプレッシャーは相当なものだろうし、そしてこれほどの人でもそれが常にうまくいくわけではないというのはある種の安心を僕に与えてくれるのですが、一観客としてはこういう作品であるのならば、別に小林賢太郎じゃなくてもいいか、思ってしまいますね・・・。


それでも小林賢太郎なら、またいつかラーメンズを初めて発見した時のような驚きと憧れと焦燥を与えてくれるだろうとついつい期待してしまいますし、何よりもあの歳であの可愛さはズルい、と思うので僕は小林賢太郎を応援しています。






私信ですが、直接お会いした事もないのに、見に行こうって誘っていただき、ありがとうございました。いや、ほんと。




2013年12月20日金曜日

これからのキーワードは”救い”なんじゃないかと思う件について。

なんとなくこれ見て思った事綴ります。


ここ3年のアニメ売り上げをまとめてみたwwwwwwwwwwww:ひまねっと


かなり特殊な業界である事は認めるものの、なんか学ぶべきものがあるのではないかと。


メガヒット級のものは(エヴァとかガンダムとかジブリとかゴールデンタイム系とか)この際一旦脇に置いておくとして、実は現代で狙うべきって普通の面白さとか知名度とかじゃなくて「キチンとお金を落としてくれる少数のコアなファンを作る事」なんだなぁとあらためて思いました。


外部からは見えない閉ざされた空間で、そこの独自のルールやお約束や不文律を守り、独自の文化を作っていく。そうした閉鎖コミュニティを、来るものは拒まず、かといって一度入ったら出て行こうという気にさせない中毒性を持たせるよう作り上げる。フリーランチを楽しむ人を極力排除し、消費が美徳、あるいは甘美な優越感に浸らせる仕組みを作り上げる。そこまでしないと人は金を落としてはくれなくなっているんじゃないか。


使い古されて手垢がついて、いまやもう意味をなさないであろう言葉を敢えて使うのであれば、僕ら”サブカル系”というものは、多分だけど従来のエンタメとかサービスの対価だとか、そういう風なものの考え方していたら、廃れていってしまうように思います。社会の注目が次々とめぐるましく変わる、社会のイワシ化によって一瞬の、膨大な注目はたまに訪れるけども、それには継続性は無いし、正直それが僕ら、又は特定の個人を幸せにしてくれるとは思いません。サービスの対価的にお金を請求しようとしても、隣で0円でやってるサービスがある限り、正当な対価など受け取れるはずもありません。


僕らは多分、閉鎖されたコミュニティ、もっとわかりやすく言えば宗教的なものを作るしかないんだろうと思うのです。それはもう今までのような単位じゃなくて、100人とか50人とか、もっと言えば5人くらいからはじめるような事のように思います。人を楽しませたいとか夢を与えたいとかそういう甘っちょろい事じゃない。多分もっと切実な”救い”を与えないといけないのだろうと、僕はそう思うのです。

だからもう古い時代に作られたメソッドなんて通用しないと思うし、今自分の手に持っている「なんだか役にたちそうな物」を全部一旦捨てないといけないと思うのですよね。それはとても勇気がいるし、なんだかすごくもったいない気がするけども、でも今手に持っているものを放さないと、他の物を掴む事は出来ないわけで。

僕はこの5年くらいかけて、少しずつだけど、手に持っている物を放していく事が出来ました。
おかげで僕は今ほとんど何も持っていなくて、持ってる人達から同情されたり、可哀想に思われたり、相手にもされなくなったりしています。
でもようやく身軽になれた僕からは、持っている人達はなんだかとても窮屈で、何やら重い荷物を持っているように見えるのです。




…若干話が危ない方向に行っている気がするので、ここらで今日はやめよ。







2013年12月3日火曜日

【読書感想】炭水化物が人類を滅ぼす~糖質制限からみた生命の科学~


なんか話題にもなってたので、試しに読んでみました。

もはやダイエット本なのか研究発表本なのかわからないほどの知識、考察に溢れた本です。どう考えても「最近ちょっと太ってきちゃったしなぁ」っていうOLとかが読むべき本じゃない気がする。

だってもう、目次からしてこれだもの。

【目次】

はじめに
I やってみてわかった糖質制限の威力
II 糖質制限の基礎知識
III 糖質制限にかかわるさまざまな問題
IV 糖質セイゲニスト、かく語りき
V 糖質制限すると見えてくるもの
(1) 糖質は栄養素なのか?
(2) こんなにおかしな糖尿病治療
(3) 穀物生産と、家畜と、糖質問題
(4) 食事と糖質、労働と糖質の関係
VI 浮かび上がる「食物のカロリー数」をめぐる諸問題
(1) 世にもあやしい「カロリー」という概念
(2) 哺乳類はどのようにエネルギーを得ているのか
(3) 低栄養状態で生きる動物のナゾ
(4) 「母乳と細菌」の鉄壁の関係
(5) 哺乳類はなぜ、哺乳をはじめたのか
(6) 皮膚腺がつないだ命の連鎖
VII ブドウ糖から見えてくる生命体の進化と諸相
(1) ブドウ糖――じつは効率の悪い栄養
(2) エネルギー源の変化は地球の進化とともに
VIII 糖質から見た農耕の起源
(1) 穀物とは何か
(2) 定住生活という大きなハードル
(3) 肉食・雑食から穀物中心の食へ
(4) 穀物栽培への強烈なインセンティブ
(5) 穀物に支配された人間たち
あとがき



話の信憑性云々は素人にはわかりませんけども、まず間違いなく面白い本です。

で、試しに四日間くらい炭水化物、砂糖の摂取量を今までの30%くらいに抑えた生活をしてみたのですが、なんか書いてある事を丸ごと信じたくなるくらい、劇的に効果があるというか・・・。

極力炭水化物取らない生活して、今まで自分が感じていた空腹が、実際は単なる糖質の禁断症状かもしれない、と思わずにはいられませんでした。だって野菜と肉しか食ってないのにお腹空かないんだもん。

んで、付き合いその他タイミングで炭水化物食べると、その数時間後には確かに空腹感がある。あれ? これ、ってことは炭水化物取らなきゃそもそも空腹感じないんじゃね? みたいな。

ネットで検索した限り、過度な糖質制限は危険だ、という記述も結構あったので、あまり無茶な糖質制限しようという気はないのですが(食べるの好きだし)、まあでもこの本は一読する価値があるし、少し意識するのは健康の為には非常に良さそうです。

歴史部分は面白く読めましたが、栄養学的な部分とかは知識的にちょっとついていけなくて飛ばし読みしちゃいました・・・。


2013年12月2日月曜日

ヤンキーの見せ物になりたいだろうか。



ご存知でしたか 日本人の9割がヤンキーになる 1億総中流の時代はよかったなぁ  | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

 もちろんまあ面白くする為に誇張、というか極論めいた事を言っているというは前提としても、なんだかなんとなく納得出来る記事です。

 んで。

 BtoCビジネスを行う場合、伝統的な考え方ってやっぱり広く薄くマスに受けいられる事だ、っていうのが、どうにも染み付いてしまっていて。僕なんかが1人ウジウジと「芸人としての成功とは何か?」など考える時も、油断すると「テレビに出て有名になる事だ!」っていう風にすぐ考えてしまいます。
 で、そうした中で所謂「やりたい事vs稼げる事」みたいな論争をすぐにおっぱじめてしまうわけです。
 んで、僕は出来るだけ最近はそういうのを避けて、「やりたい事と稼げる事のバランス取った生き方を模索すべきだよねー」調な事を考えているわけなんですが、上でリンク貼った記事なんか読むと、やっぱり大衆に受け入れられるようにしていく事は怖い事なんだ、みたいなものを感じてしまいます。


 「マジシャンのためのウケるキッズ・ショーの作り方 」が発売された時にtwitter上で「そもそも子供に見せないから関係ない」と言い放ってた人がいたのですが、これからの時代に大切なのはそういう精神なのかもしれないなぁと感じています。

 ついついみんな「手品って子供から大人まで楽しめる」前提で物事を考えてしまいます。これは手品をしているこちら側も、手品をしないあちら側もです。それで、その人がマジックをやっているという事実だけで様々な手品案件をあちら側の人は頼んできますし、頼まれるこちら側も需要が少ないのも手伝ってついついそれを受けてしまう。そうして、こだわりもなければ得意分野もないマジシャンが一人誕生する。

 
 もちろんまあこれは僕の勝手な趣味趣向の話なのですけども、今後のマジシャンのあり方ってある程度コアであるべきだし、不特定多数ではなくて熱狂的なファンに支えられて生きていくべきなんじゃないか、と思っています。であるならば、「自分が手品を見せない相手」というのも真剣に考えるべきなんじゃないかと。



 「ブレイクするってことはバカに見つかるということ」というのは有吉先生の名言ですが、これからの時代、バカに見つからずに生きるにはどうすべきかという事も、考えていくべきでしょうね。