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2013年1月8日火曜日

「パフォーマンスビジネスの未来」自分のところまとめ。

果てしなく今更感があるのですが、昨年12月26日にパネルディスカッション「パフォーマンスビジネスの未来」 |というイベントに参加させていただきました。


備忘録かねてなんとなくプレゼンした内容をメモ。



情報化社会
現在は情報化社会である。情報化社会とはここでは「情報を得やすく、発信しやすい社会である」という意味で使用する。何かのノウハウを得ようと思えば、それが実に簡単に得られる時代である。それは全体のレベルを底上げし、また、ある一定のレベルまで到達する時間が極端に短くなる社会である。
ある一定のレベルとは「この分野で食っていけるのではないか。出来る事なら食っていきたい」と勘違いが出来るレベルである。
そしてそのように勘違いした人間が「僕はこれで食っていくと決めたので、皆様僕に仕事をください」という発信が容易に行える、つまりはプロになりやすい社会である。


価格競争
一定のレベルまで到達する人間が増え、彼らが一斉にプロになっていくとした場合、プロの数はこれまでと違い爆発的に増えていくと予想される。そしてプロが増える、つまりは競争相手が増えれば必然的に価格競争が起こる。そしてそれは限界まで到達する可能性がある。限界とは0円の事である。

0円
パフォーマンスのギャランティが0円まで下がる可能性について、以下の三つの要素を考える必要がある。

①パフォーマンスには原価がかからない
→正確に言えば道具代、練習の手間暇等かかっているのだが、実際にパフォーマンスを行う当日のみで考えれば目に見える経費は交通費程度しかない。その為「交通費さえもらえれば演技しますよ」と言った言葉が日々聞こえてくる
②パフォーマンスをする事は喜びである
多くの趣味パフォーマーにとって、パフォーマンスとはお金を払ってでも行いたい至上の喜びを得られる貴重な行為である。その為、見てくれる人がいる、演じさせてもらえる場がある、というだけで喜んでパフォーマンスをする人間が次々と現れる。また、プロにとっても「0円でも良いから演じたい」という場が少なからず存在する。
③パフォーマンスはコンテンツと宣伝の二つの要素を併せ持つ。
ギャランティが発生するパフォーマンスというものはコンテンツである。それと同時に見てくれた人が新たに仕事をくれるかもしれない、という宣伝の要素も含まれる。つまり、より大きな仕事を得る為に「宣伝として」無料でパフォーマンスを行う、という事は日常的に行われている。そしてそれは考えうる限り全ての現場で同時に行われる。つまり一つの場所に、コンテンツとしてパフォーマンスをする人間と、宣伝としてパフォーマンスをする人間とが同時に存在する事となる。

以上の要素から、これから全てのパフォーマーは自分の隣で0円でパフォーマンスをする人間と戦っていかなければならなくなる。


食う
今まで書いた事をまとめると、今後のパフォーマンス業界というものは「プロパフォーマーの数は増え、平均所得は減っていく」というのが大まかなトレンドではないかと推測する。パフォーマンスで1円以上稼ぐ人間の数は爆発的に増えていくが、全体として見た時には一人のパフォーマーの所得は減っていく傾向にある。ではどう食うべきなのか?

①パフォーマンスで食べる、という幻想を捨てる。

②パフォーマー相手への商売を考える

の2点がそれなりに現実的な落としどころではないかと考える。


文化
では、「プロパフォーマーの数は増え、平均所得は減っていく」という社会は不幸な社会なのだろうか。これ1本で食べていきたい、という人にとっては間違いなく不幸な社会であると言える。しかし、パフォーマーの人数が増え、そしてその価格が下がっていくという事は、結果として今までよりも多くの人間がパフォーマンスを気軽に楽しめる世の中になる。「パフォーマーがそれなりに食えるが大多数の人がパフォーマンスを大して見ない社会」と、「パフォーマーは食えないけど多くの人がパフォーマンスを楽しめる社会」とでは、後者の方が素晴らしい社会なのではないか。




我ながら実にひどい考察ですなぁ・・・。
で、じゃあ僕は何をしていくかって事はトークショー中大して喋ってなかったので、そういう話したい人はぜひTMSに遊びにくるといいと思います。ほんともう、嫌がらせのように喋り続けます。



大道芸からステージショーまで!!イベント・宴会・パーティーにジャグリングをお届けするハードパンチャーしんのすけです

和妻悉皆屋 藤山晃太郎 オフィシャルサイト